協会スーパービジョン制度のご案内
クライエントへのよりよき援助のため、協会スーパービジョン制度をご活用ください。
協会スーパービジョン制度を利用できる方(条件)
- 1)産業カウンセラー協会会員であり、協会認定資格(産業カウンセラー、シニア産業カウンセラー)を有している方。
- 2)相談の実践現場を持ち、事例に関し、より深い理解と対応の選択肢を求め、クライエントの利益を追求している方。
- 3)産業カウンセラーとして、自己のスキルアップ、カウンセラーとしての質的向上を求めている方。
協会は会員の研鑽義務としてスーパービジョンを位置づけた先駆的団体
協会は1999年から「協会スーパービジョン制度」をスタートさせました。1992年に産業カウンセラー資格試験が労働大臣認定の技能審査として認められ、急激に会員が増加する一方、公益法人への批判が高まっていた時期でした。産業カウンセラーが公的資格にふさわしい専門職として社会的責任を果たすため、倫理綱領が制定され、自己研鑽制度(能力向上学習支援システム)がつくられて、その一環としてスーパービジョン制度が設けられたのです。
2009年には、支部・地区事務所の相談室カウンセラーおよび企業・団体のカウンセリング業務受託におけるカウンセラーへのスーパービジョン制度徹底の第一段階として、少なくともグループ・スーパービジョンを行うことを義務化しました。
2011年には協会スーパーバイザーの拡充に取り組み、外部専門家を交えた評価委員による認定研修を行い、70名のスーパーバイザーが認定されました。スーパーバイザーの認定と更新は3年ごとで、2023年4月現在、全国で58名の方が協会スーパーバイザーとして委嘱されています。
なお、協会スーパーバイザーは「産業カウンセラースーパーバイザー」と呼ばれます。特定の療法に専門特化するのではなく、産業カウンセラーに対して幅広い知見でスーパービジョンができるスーパーバイザーだからです。
初めてスーパービジョンを受ける方は
「スーパービジョンを受けたいが、どのスーパーバイザーに依頼すればよいかわからない」という方は、まず支部にご相談ください。適切な方を推薦いたします。
58名の産業カウンセラースーパーバイザーは、職場での援助活動全般についてはどの方でももちろん対応できますが、「特にこの分野、援助対象を得意とする」というものをそれぞれにお持ちです。
スーパービジョンのお申込みはご所属の支部へ