現役産業カウンセラーの声

キャリア・コンサルタントとして活躍するKさん

定年後にキャリア・コンサルタントの仕事に就きたくて養成講座を受講し、予定より1年早く希望の職に就くことができました。就職活動において、産業カウンセラー、キャリア・コンサルタントの資格が必要な求人ばかり探しました。4回転職しましたが、いつも2つの資格は有効でした。最初は再就職支援会社、2つ目は県の就職支援機関、3つ目は私立大学の就職課、そして現在は通信制高校のキャリア・コンサルタントです。

いまの職場では、母子家庭や生活保護家庭などの生徒や、自身の発達やこころの健康に困難を抱える生徒の相談が多いので、就職・進学のキャリア支援でもメンタル領域の知識・技能が必要です。養成講座で学んだカウンセリングの知識や傾聴の態度・技法がとても役立っています。

仕事と並行して、オフタイムに養成講座の実技指導者をしていますが、シニア産業カウンセラーの資格が必須要件になっています。

これから産業カウンセラーを目指す皆さんにお伝えしたいことは、産業カウンセラーの資格を取得したところから新たな道が続いている、ということです。キャリア・コンサルタント、シニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士など資格が多々ありますので、それを道標に勉強を続けるのもよいでしょう。オフタイムには、是非とも支部活動や養成講座実技指導を通じて、産業カウンセラーの養成・育成に関わっていただけると嬉しいです。

取得した資格や知識・技能が実務で活かせればこれに越したことはないですが、そうでない場合でも、傾聴ボランティアなどを通じてカウンセリングを実践していけるといいと思います。

社内相談室を立ち上げたIさん

私は企業グループの健康保険組合で働いています。20年ほど前、社内で生活習慣・健康調査を実施した際に、「眠れない」「疲れがとれない」「イライラする」等々精神神経的な症状を訴える人が多いことにびっくりし、将来メンタル疾患は爆発的に増えるだろうと予測しました。そして発症前の一次予防を早急に実施していく必要があると感じて、養成講座を受講し、資格を取りました。

養成講座では、実習グループのなかで自分の考えや意見を発言することが求められます。その「訓練」を通じて、社内でもアサーティブに自分の意見を伝えられるようになりました。また、カウンセラーとしての態度や傾聴を意識して、上司や同僚、部下の話を聴くようになりました。言葉だけではなく、相手の表情や態度、しぐさを観察して、そのときの状況やその人の感情にあったものの言い方やすすめ方で、積極的な働きかけができるようになりました。

資格取得の大きな収穫は、社内で相談室を立ち上げ、カウンセラーとして社員のさまざまな声を聴く機会を得たこと、教育・研修にも携われるようになったことです。特に社内の関連部署との連携が取りやすくなりました。

「傷ついて、気づいて、築く」カウンセリングでクライエントが自立していくまでのプロセスを表した言葉です。養成講座でもこのプロセスを踏みながらカウンセラーとして成長をしていきます。本当の自分との出会いの場、仲間づくりの場、学びの場である養成講座をぜひ体験してみませんか?そして産業カウンセラーとして一緒に活動していきましょう。

行政書士として傾聴のスキルを活かすMさん

私は行政書士として、離婚や相続を中心に民事分野の依頼を受任しています。
産業カウンセラーの他にキャリア・コンサルタントとファイナンシャル・プランナー(AFP)資格を取得しており、名刺には行政書士を中心として、3本を併記しています。「このような資格のラインナップなら、話をなんでもきいてもらえそう」という印象を持っていただけるようです。

産業カウンセリングを学んだなかでなんといっても役に立っているのは、傾聴のスキルです。これまで、人の話の聞き方などきちんと習ったことがなく、会話の場では自分がおもしろい話をすることばかり考えていました。民事中心の行政書士業務をする場合、相手の話を真摯に聴くことで、想像以上に信頼を得ることができ、好ましい成果にもつながります。たとえば、紛争になりかけている相続の案件で、書類説明の際によく相槌を打って「そうですね、ずっとつらかったんですね」と聴いていたら、態度が軟化し、協議がうまくまとまっていったこともありました。

産業カウンセラーは真剣に勉強し、実技の訓練をすることで、高い確率で合格することができる資格です。合格すれば、どんな仕事でも、何らかの相乗効果をもたらすはずです。また、傾聴のスキルは一度身につければ忘れることはありません。人と話をするときの姿勢が劇的に変わるので、職場のみならず、家族、友人関係でも必ず役に立ちます。学んだことが一生の宝となるでしょう。

経営者としてメンタル不調の一次予防に力を注いだTさん

非常に厳しい時代の会社経営において、ややもすると一方的な指示・命令で組織を動かしてしまう傾向が強いなか、産業カウンセラー養成講座で学んだことが、相手(部下)の話をよく聴き、立場も考えて判断することなどに大いに役立ちました。もう一つ、社員のメンタルヘルス予防対策を強化すべく、6年前からヘルスケア・センターを1名増員して2名体制で運営し、メンタルの問題発生をある程度抑えることができています。

今年4月からは、企業経営の経験を活かし、県立の職業訓練機関の責任者を務めていますので、ここでも養成講座で学んだことを活かして、学生の気持ちに寄り添った学校運営をしていきたいと考えています。

先の見えない難しい時代ですが、資格を取ったのちカウンセリングの仕事に就いても就かなくても、カウンセリングマインドをもって人と接していけば、よりよい人間関係を構築できるでしょう。また、養成講座でのよき仲間とのネットワークは、講座修了後も自身の励みになり、何かあったときに相談もでき、たいへん貴重なものとなるはずです。

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